練馬区 N様
70代に入ったNさんは小柄でてきぱきとした女性です。ずっと現役で仕事をして来たが、これからは趣味のダンスに時間を割いて楽しんで暮らしたいと言っています。ついては同居する母名義の不動産を 母がしっかりしているうちに自分名義にしたい、というご相談でした。母娘と兄弟間では、母親の不動産に、長く同居して面倒を見ているNさんが住み続けることに異論はないのですが、直ちに財産分与の合意ができているわけではないようです。こうした場合、お母様が遺言書を書いておくのか、親族間で財産分与の話し合いを穏やかに進めるのが良いのか、家族信託の形にして、専門家を入れてお母様やN様が受益者になっていくか等、色々な選択肢があります。慎重に準備していくことが大切です。
練馬区 K様
建設業許可を取って順調に成長してきた会社の社長様から、現場でつかう機器について最新型を導入して一段と生産性を上げたいが、という相談が寄せられました。
新型の機器の導入については 高額な設備投資になるので、国が力を入れている中小企業支援の補助金を申請してはいかがかとアドバイスをしました。「ものづくり補助金」の申請には 膨大な資料とち密な計画が求められますが、無事申請が受理され、K様は全社一丸となって業務に取り組んでいます。事業に賭ける体力と意欲のある経営者の方は国が支援する「補助金」の申請してみる価値があると思います。
練馬区のM様
高齢社会になると、90代のご両親が相次いでなくなった時、相続人の方々が70代でご兄弟のうちすでに亡くなっている人もいる、という事態は珍しくありません。
その場合 相続人にお子様(お孫さんに当たります。)がいれば代襲相続が発生します。そしてそのお孫さん(代襲相続人)と祖父母(被相続人)の関係が遠く、また親が亡くなってから親戚関係が疎遠になっていると、相続の話し合いがまとまりにくいこともあります。
親の入退院、介護や日常の世話を見てきた70代の子供と、父親が若くして亡くなって以来、親族関係は疎遠になっていたが、現在お金のかかる子育て世代の40台のお孫さんに当たる人が代襲相続人である相続のご相談がありました。
こうした場合、金額の多寡にかかわらず、丁寧に話し合わないと遺産分割協議はまとまりません。疎遠な親族だからと言って、軽微に扱うと心情を害していらぬ紛争になりかねません。そうならないよう誠意をもって話し合いを進めました。