遺言書か生前贈与か。練馬区 N様
70代に入ったNさんは小柄でてきぱきとした女性です。ずっと現役で仕事をして来たが、これからは趣味のダンスに時間を割いて楽しんで暮らしたいと言っています。ついては同居する母名義の不動産を 母がしっかりしているうちに自分名義にしたい、というご相談でした。母娘と兄弟間では、母親の不動産に、長く同居して面倒を見ているNさんが住み続けることに異論はないのですが、直ちに財産分与の合意ができているわけではないようです。こうした場合、お母様が遺言書を書いておくのか、親族間で財産分与の話し合いを穏やかに進めるのが良いのか、家族信託の形にして、専門家を入れてお母様やN様が受益者になっていくか等、色々な選択肢があります。慎重に準備していくことが大切です。